歳のせい
旅行から帰ってきた次の日(月曜日)、風邪を引いた。
久しぶりにちゃんと熱が出て、悪寒がして、バイト中であったけれども立っているのが辛いほどであった。
幸い次の日(火曜日)には熱は下がり動ける状態にもなったが、一応その次の日(水曜日)もお休みをした。
そしてその次の日、元気だと思ってバイトに出かけた。
声かけ、呼びかけで声を出していたらだんだん声が出なくなってきてしまってきた。
午前から声を出していたが、午後にはもうすっかり声がかすれていた。
なんとかその日は乗り切って、まあ明日には治ってるだろうって高を括っていた。
そして次の日、朝起きて「おはよう」と声を出したら、全く声が出なくなっていた。
かつて、こんなにも風邪の症状を引きずったことはあるだろうか、いやない。
確実に身体は20歳を超えてから老いているし、このペースでいくと、多分40歳には身体が動かない状態になっているかもしれない。
もしかして、私は短命なのかもしれないと、畏怖の念を打たれた。
どこに行くかじゃない、誰と行くか
毎日なんか続かなかった。
アイドルとかって毎日書いててすごいなあ。
まあそんなことは置いておいて。
この土日に旅行へ行ってきた。
心の底から笑えて、何も隠さなくてもいい状態っていかに楽か。
そんなことを思った2日間だった。
旅行先自体は今年2回目だし、なんなら前回行ったの1ヶ月前なんだけど、
また違った楽しさがあって、くだらないことをして笑って。
あぁ、この人たち大好きだなぁって。
まあ、あくまでも最上級のLIKEであって、LOVEじゃないけど。
来年の3月までにまた予定がたくさん入ってて、最高だなぁって思える。
そんな人たち。
多分みんなに親しき中にも礼儀ありって言葉が染み付いてるんだろうなあ。
不快に思ったことが一ミリもない。
ああ、こういう人と付き合いたい。
切実に。
好きな人とでないと旅行にはなかなか行かないけど、少しでも自分の中に違和感が残ることがあると結構引きずってしまう。
心の底からはなかなか楽しめなくなってしまう。
その時は楽しいなって思えても、終わってから思い出した時に、嫌な場面こそ思い返してしまうあの感じ。
それが今までに割とあったから、今回も危惧していた。けど、結論としてはこの旅に行けて良かったと思う。
人生は一度きり。
誰と時間を過ごすか、どこにお金を費やすのか、どう変化していくかなんて、全部自分次第。
今後も選択の繰り返しで、どう人生が変わるかなんて分からない。
少しでもいい方向に進むためには気をつけなければいけない場面が数々ある。
そこに敏感に気付けるのか。
気付ける人間に私はなりたい。
終わり。
再スタート。痩せたい。
ふと、ブログを始めたいと思った。
毎日続くわけがない。
自分の性格を理解した上で、まあ書こうかなくらいの気持ちで書いている。
そういえば、という感じで再びこのブログを開いた。
どうやら、3年前に書いていたらしいが、ほぼ覚えてなかった。
まあそんなものだろう。
というわけで、今は痩せたい。
3年前にはなかった感情である。
身長158cm、体重56kg
まあ。筋肉なんか探してもいない。デブに入る。
考えてる暇に行動に移せってね。知ってる。
とりあえず、このブログでは日々のしたことだったり、気持ちだったりを記録していきたい。
終わり。痩せたい。
「君の膵臓をたべたい」読了
珍しくしっかりと小説を読み終わった。
本屋さんで本の背表紙を見てどんな内容なのかを推察するのはとても好きで、
その日もゆっくり眺めていた。
珍しく文庫本以外のところを見ていると「映画化決定」と書かれた帯のついた一冊の本を見つけた。
それが「君の膵臓をたべたい」であった。
普段、本を買うときはタイトルと背表紙に書かれているあらすじを見てから判断するが、この本だけは帯とタイトルでついレジに持って行ってしまった。
とりあえず読んでみるか、と少し上からものを見るように読み始めた本は最初は意味深な感じからはじまった。
内容は文才がないため割愛させていただくが、簡単に言うと、命ということと、いかに自分が選択して動いているのかを改めて考えさせられるものであった。
普段の私は意気揚々と読み始めるが途中で放置してしまうのがデフォである。
しかし、登場人物が自担にあてはめられる!と感じた瞬間私の中のスイッチはonになるのだ。
脳内では自担にあてはめストーリーは進んでいく。
最後の瞬間まで主人公の名前は出てこない。
しかし時折名前を示唆する表現があったと最後になって気づく。そこでまた読み返したくなるのである。
うまくできているな、と一読者の身として感じた。
後になって気づいたが、いつの間にか自分の話のように入り込んでしまったようだった。
ただの一般ピープルでかつ、これといったスキルを持ち合わせていない学生であるが、恋愛くらいはしたことある。
どっちかというと一途なほうであると自負している。
まあそんな話は置いておいて...
好きな人。なんとも不思議な存在である。
でも、この小説はあくまで恋愛小説ではない。
二人の男女が出てくるのだが、そんな軽々しく男女とくくってしまっていいのか、と考えてしまうほど純潔な存在で、美しいものであった。
実際にこんなことが存在するのか、おそらくほぼない例であろう。
でも私は自分にあてはめた。
似たような存在の人が高校生のころいたから。
奇しくもこの小説も高校生のはなしで、とても共感していた。結末は違うが。
そう結末は私とは全く違っていた。
衝撃をうけた。最後のほうになるにつれてページをめくる手が止まらなかった。
涙が自然とあふれ出した。
胸糞悪く終わるわけではなかった。この小説としての良いエンドを迎えた。
読み終わった今、すっと気持ちは軽くなり、恋愛後のような感覚に襲われている。
次に進もう。そんな気持ちだ。
私の生活の中で大きな影響を与えるか、というと大げさではあるが、
少なくとも、自分の人間観というものは20度くらい変わった気がする。
ぜひいろんな人に薦めたいが、合う人がどれほどの人数いるのだろうか。
映画化が決定しているなら、わざわざ小説を読まなくとも...という意思の人はまわりにたくさんいると思う。
想像し創造する。この小説に至ってはこれが最も必要とされるスキルだ。
面白いと感じるか、感慨深いと感じるか、合わないと感じるか。
人それぞれだと思う。
読むか読まないか、選択してください。
選択したらまた人生がどこかで変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。
それは後にならなきゃわからないけど、きっとその選択があなたを創っていくと思います。
一個人の感想だからこんな偉そうに言うのは間違っている。
でもとてもおすすめしたい作品であった。